農場のはじまり
一頭の馬と、一本の電話から始まりました。
2000年、江華島に住む男が、当時シンガポールで働いていた弟に電話をかけ、 馬を一頭さがしてくれと頼みました。弟は本当に送ってきました。 その馬の名前は韓国語で「やさしくあれ」という意味です。 何年かのち、事故で亡くなりました。 この農場にあるものは、すべてあの一頭から育ったものです。
呉漢燮(オ・ハンソプ)がそれ以来ずっとここを守っています。子どもたちは彼を 「馬のおじさん」と呼びます。カウボーイハットをかぶっているのがその人です。 二十六年たったいまも、五歳の子がはじめて鞍にまたがるときは、自分で馬を引きます。
農場はこの土地に合わせて育ってきました。馬には走る場所が要るので草地ができ、 草地には人手が要るので学校の子どもたちが来るようになりました。 馬小屋の裏では海が一日に二度いなくなるので、潮干狩りも一日の一部になりました。 いまは馬が十頭、ろば、やぎ、ひつじ、うさぎ、にわとりが暮らし、 毎年数万人がここを通っていきます。
2010年に韓国・農村振興庁から教育農場として認証され、 2013年には体験農場品質認証を受けました。




















